昨夜は全然寝つけなくて、ひさびさに眠剤を飲んだ。飲んだ時点で明け方の5時を回っていて外が明るくなりかけていた。
11時に起きて大学へ。
さらに珍しく教授が来ていた。学位をあきらめるかどうか悩んでいる今は、できれば会いたくない。姿が見えないように研究室に入って電灯もつけずにできるだけ静かにしてやりすごした。

本来なら教授には学位について一番に相談すべきなのだろう。しかし今となっては、教授は学位取得という目標を共に目指す協力者ではなく、最も危険な障害に見える。なぜなら学位を授与するかどうかには客観的な基準が存在せず、ほとんど指導教授の胸先三寸で決まってしまうからだ。教授が面倒くさいと思えばいくらでも理由をつけて放りだすことができる。

考えてみると教授が学生に学位を取らせたいと思う動機はあるのだろうか?もしそれが単なる「好意」や「気まぐれ」でしかないのなら、学位授与とはなんとアンバランスな制度なのだろう。これでは学生は隷属するしかない…。どんな下らないテーマで、研究予算がゼロで、成果物から名前を外されてもただ我慢するだけしか無いのだろうか…。