『ソフトウェア開発の名著を読む』

ソフトウェア開発の古典を8冊紹介した本。紹介されている本はほとんど読んでいるので*1、本書を買う気はあまりなかったのだが、同じ本を柴田氏がどんな風に読んでいるのかちょっと気になったので購入して読んでみた。
本書でそれぞれの本の要約を読むと、記憶に残っているものとすっかり忘れてしまっているものがあることに気づく。特に『コードコンプリート』はページ数が多いこともあって、かなり忘れてしまったように思う(何を忘れたかも思い出せない)。読み返したいけど、他に未読が積みあがっているのでなかなか…。

ちなみに本書で取り上げられている本のいくつかはさすがに古さを感じる。もちろんだからと言ってそれらの本の価値が下がるわけではないが、それらに続く比較的新しい本の紹介も欲しかった。例えば、『達人プログラマー』と似た内容の本には『My Job went to India』があり、具体的なツールや新しい言語に関する情報はこちらの方が実用的だと思う。

*1:『人月の神話』と『プログラミングの心理学』はまだ途中