暴言で指導者が停職&戒告

昨日の「博士論文審査で金品受領」の記事のリンクで下記の記事を見つけてとても驚いた。
http://mainichi.jp/area/chiba/archive/news/2009/04/01/20090401ddlk12040180000c.html

放医研:大学院生、暴言受けて退学 室長を停職1カ月 研究員は戒告 /千葉

 大学院生に暴言を浴びせたとして、放射線医学総合研究所千葉市稲毛区)は31日、研究指導をしていた男性室長(44)を停職1カ月、男性研究員(34)を戒告処分とした。

 放医研総務部によると、男性室長らは環境放射能を調査、分析する研究室に所属。指導を受けていた20代の男性大学院生に対し、08年4月ごろから「おれの言うことを聞かなければ学位は与えないぞ」「お前なんかに休みはない」などと発言した。

 大学院生は8月から研究所に来なくなり、9月には大学院も自主退学した。放医研の調査に「暴言を受けて研究を続ける意欲がなくなった」などと話した。放医研側はアカデミック・ハラスメント(教育・研究現場での権力を利用した嫌がらせ)にあたると判断し、大学院生に謝罪した。室長らは「学位をとってもらいたいという熱意からの言動だった」と話しているという。

 アカハラによる処分は放医研では初めて。【神足俊輔】

詳しい状況は分からないけど、指導者がこういった言葉で学生を脅すなんて全国的に日常茶飯事だと思う。それでも学位を盾にとられている以上、学生は何を言われてもひたすら耐えるしかないと思っていた。
仮に組織に訴えたとしても握りつぶされるに決まっていると思っていた。
大学院生が指導者に反撃するなんて指導者が刑事事件でも起こさない限り無理だと思ってた。
今回の処分が妥当かどうかは判断できないけど、日本でこのような処分がありえるいうのはうれしい驚きだった。


ところでこの記事、日付が4月1日になってるけど、まさかエイプリルフール…ではないですよね?