しかし、エンジニアの中でもソフトウェア開発者という人たちは少し変わっていて、どちらかというと危険人物といえる。一般的にソフトウェア開発者は、2つの選択肢から1つを選ぶ場合、簡単にできる方を選んでしまうのだ。あぁ、大勢のプログラマが、「もちろん簡単な方を選ぶさ。そんなの当然じゃないか」といっているのが聞こえてきそうだ!
(中略)
考えてみたまえ。もし目の前にある橋が、自分の仕事量を減らすことが一番重要だと考える技術者が建てたものだとしたら、その橋を渡りたいと思う人はいるだろうか。この記事を読んでいるそのコンピュータや、そのコンピュータが置かれている机も、とにかく仕事を簡単に済ませたいと考えている人が作ったものだとしたら、その質はいかがなものか。きっと、この世に存在するソフトウェアの大半がそうであるように、質の低いものとなるだろう。
ちょっと物申したい。
ソフトウェアで簡単な手段を選ぶのは、別に手抜きしたいだけではなくてその方が安全で良い結果が得られる場合が多いから。
一般的に、複雑なことをすればするほどバグが出やすくなるし保守もやりにくいコードになる。