朝礼。今朝は上司が不在だったのでミーティングは無し。
 午前中は先週上がってきた修理品の動作チェック。定型のチェックで動作を確認してから梱包し、発送の手続きを取った。その上で荷物の到着予定を先方にメールしておいた。
 午後、先週見つけた基板発注ミスの修正。作業は後輩と一緒に。

 夕方、上司と一緒にさらに上役と話をすることになった。こちらの用事が済んだ後、その上役から「欧州のあるメーカーの測定システムを代理店販売したい。そうなれば先方の開発した制御ソフトをこちらでも改造できるように中身を公開してもらう。」といった呆れた発言が…。どこまでソフトウェアというものを舐めているのだろうかこの人は。
 この上役は数年前に米国のメーカーの代理店販売を始めるときにも同じことを言っていた。案の定、10人以上の開発者で数年以上かけて開発した測定ソフトの中身をこのメーカーがやすやすと公開してくれるはずも無かった。(それどころか、競合する製品を開発していることを隠したまま代理店契約を結んだせいで、「技術を盗まれているのではないか」という疑念を先方に与えてしまった。)
 開発した会社にとって保護する値打ちが無いと考えているということは、つまりそれだけソフトウェア製品の価値を軽視しているということなのだろう。そういう認識の会社でソフトウェア技術者として孤軍奮闘していると、時々ひどくやりきれなくなる。