就任して間もない幹部の方に「ソフトウェアを作れる社員は、この会社の宝だから」と言われ、思わず吹き出してしまいました(マジで)。
この幹部は社外から来たばかりなのでそういう勘違いをされるのも無理もないけど、まあ実態とはかけ離れているもいいところ。これまでの扱いを顧みれば、むしろ、「ソフトはハードの婢」「プログラミングなんか簡単だから、やろうと思えば誰でもできる(だから手こずっているあいつらは無能に違いない)」てな風に思われてるとしか思えない。
ハードウェアの試作(ガラクタ)が出来るまでソフトウェア担当者を打ち合わせに加えなかったり、ハードウェアの設計ミスの尻拭い(極性が逆だったり、素子の初期化タイミングのつじつま合わせとか、異常があったらまずソフトを疑ってソフト担当者に故障の調査をさせる、etc.)をソフトウェアに押し付けたり、ド素人の新入社員を2週間ほどセミナーに通わせただけで、世界トップシェアの製品と張り合えるソフトウェアを作れと命じたり、それを見かねたソフト技術者の(そんなやり方ではダメだという)意見を黙殺すしたり、そのくせ遂行が怪しくなったプロジェクトを押し付けようとしたり。…これがソフト開発を難易度が高くて重要な業務だと考えている会社のやることか?と。
とはいえ、それはこれまでの事なので、この幹部が着任されたことで今後そういった扱いも変わっていく可能性はある。あまり期待しすぎないようにしつつ、どうなっていくのか様子をみさせてもらおうと思う。