午前中は実験の立会い。装置の改善点についていくつか新しい知見が得られた。
金曜の夜に開始した処理が今日の午後になってようやく終わった。今回は処理速度を遅めにしたとは言え、実際に使用する場合でも1日以上はかかりそうだ。
ともかく形だけとは言え処理は正常に終了し、測定データをファイルに保存するところまでは到達した。今回は測定装置を繋いでないのでこのデータの内容そのものに意味は無いのだが、実際の測定データと同じ手順で得たデータなので、測定およびファイル保存が正常に行われたか、さらに表示ソフトがファイルを正しく表示できるかを検証をするのには役に立つ。現状の表示ソフトに読ませてみると、やはりファイルサイズが大きい場合に特有の問題(というか見落とし)が見付かった。ちょっとややこしいので今日は設計だけ。明日以降に実装を始める。
今日も別の社員が装置の実験をしていたが、たまに様子を見に行くくらいで特に手伝いはしなかった。昼過ぎに実験者がやって来て少し進展があったことを教えてくれた。装置の、ある問題の原因と解決法を調べてもらっているのだが、どうやらいくつかのパラメータを大きくすると改善されるらしい。だが、かと言ってそれらの値を大きくしていくと別の問題が起こりはじめる。つまり、問題を改善するには、それらの値を大きくしても安定になるように装置の安定性を上げる工夫が必要になる。安定化を上げるためにソフトウェアが出来ることは恐らくそう多くない。むしろハードウェアの周波数特性を最適化する方が優先だろう。
…さてどうするか。