寝坊して大慌てで出勤。ぎりぎりセーフ。今日も朝から実験三昧。いや、準備でしくじってばかりでなかなか測定を始められないから「実験」と言うのはおこがましいか。まずは昨日のうちに準備してあったセンサと試料を前処理して、午前中は試料の状態が落ち着くのを待つ。
 午後から測定…を始めたら話にならないくらい汚いデータが。その上、不定期に出たり消えたりする怪しいノイズまで出ている。まずはノイズを消さないとデータのキレイさを云々できないので、振動や電気ノイズなどあちこち調べてみた。調べてみると、機械的な振動が原因らしいことはすぐに分かったので、後は除振機構などを確認していく。やはり除振の調整がずれていたようで、再調整したらノイズは消えた。
 ノイズを消した上でもう一度測定してみたが、やはりデータはダメダメ。それならばと試料の前処理をやり直そうと思ったが、今度は装置の一部である処理機構の状態がひどく悪い。この状態では試料の前処理が出来ない。もしかしたら処理機構を分解する必要があるかも知れない。
 そうこうしているうちに終業時間が来て歯医者の予約時間になったので、中断して外出。
 歯医者から戻って、上司と一緒に確認しなおしたら、周辺装置の設定がおかしいことを発見した。と言うか、いつもと設定が違っていた。いつもは、電源を一旦落として入れなおしたときに元の状態に復帰する設定になっている*1。今回はなぜかその設定が無効になっていたため、ノイズの原因を調べるのに電源を落とたときに機能が停止したままになっていた。
 実験装置の使い方を口伝でしか伝えていないから、ちゃんと理解しないまま装置を使うという悪習ができて今回のような無駄が起こる。後のために、関連装置のマニュアルを探してきて*2確保した。後で今回の作業の手順書を作るときに参考にして、手順書と一緒にバインダに綴じることにしよう。

*1:人が居ないときに停電などが起こった場合のため

*2:捨てられそうになっていた