お上に丸投げ

なにか都合の悪いことがあると「国が規制すべきだ」というのが日本人。

「有害情報に関する特別世論調査」の概要(PDF)


この統計から読み取れるのは、「国が何をやっているのかは良く知らないし、あまり興味もないが、きちんと国として規制して欲しい」ということである。これこそが日本の国民のレベルであり、問題点でもある。何をしているのかには興味を示さず、規制することに対するアレルギーはない。規制するのは上にも書いたように、日本人の多くが大嫌いな官僚である。規制を増やすということは、官僚の権利を拡大することに他ならない。ところが、そのあたりのことには全く無頓着なのだ。


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以前、TBSの番組で、「度の合わないメガネによる弊害」を取り上げていたことがあった。その番組では、コメンテーターが「こんな弊害がでるなら、きちんとしたメガネを提供するように、国が規制すべきだ」ということを発言していた。これこそが「規制」に対する警戒心が希薄な日本人のマインドの典型例である。規制がない(緩い)から誰でも簡単にメガネを買うことができる。そのメガネの質の良し悪しは市場が判断すれば良いだけのことである。


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