北のロケット

http://www.nikkeibp.co.jp/article/column/20090331/142712/
北朝鮮人工衛星を飛ばす事情の解説記事。とても分かりやすい。

むしろ迎撃を実施した場合には、「命中できた」「命中しなかった」という結果が、今後の国際情勢に与える影響が大きいように思われる。「命中した」となれば、ミサイル防衛の有効性が実地で初めて確認されたことになるし、「命中しなかった」となれば、ミサイル防衛の有効性に疑問符が付くことになる。

ミサイル防衛システムが有効だとわかればさして問題なさそう(大量導入されて防衛費が跳ね上がるかも知れないけど)だけど、外れたらやっかいなことになりそうな気がする。
別の防衛手段を用意したり自衛官の数を増やしたり、軍備増強の方向に進むことは間違いないだろうから、かなりの予算が長期的にかかるような気がする。核武装推進派も勢いづくだろうし。

一番良いのは発射させないことなんだろうけど、日本以外の国は、北朝鮮の現在の技術水準を確認する好機と考えて、本気で抑止する気はないかも知れない。