ポスドク問題は終わったのかもしれない : 5号館を出て

 その最大の理由は、大学院の博士(後期)課程に進学する学生が、定員を割っているということです。これは、ポスドク問題あるいは博士の就職難問題に対して政府が何もやらないあるいは何もできないことを認識した学生が、進学を拒否しているということです。この状態が続くと、10年後くらいにはポスドク問題は(現在ある問題が何も解決しなまま)自然消滅してしまう可能性が高いと思います。