『経営を見る眼』

若手のリーダー向けの経営学の本。組織の経営について経営者から現場のリーダーまで、それぞれの立場でなすべきことが分かりやすく述べられている。ちなみにアマゾンでの評判はかなり良く、一時品切れ状態になっていた。
本書はどこかの企業の経営についてではなく、企業のリーダーが抑えておくべきマネジメントのエッセンスについて述べられている。例や図もあまり多くないので、この手のビジネス書を初めて読む人は抽象的で分かりにくい印象を受けるかも知れない。
個々の会社の成功例・失敗例を書いた本はたくさんあるので、適当に何冊か読んだ後で本書を読むと、それらがなぜ成功・失敗したのかをメタな視点からとらえ直すことができると思う。