ストレスのせいか、この頃頭が悪くなったような気がする。思考の許容量が小さくなったというか、少しややこしい事を考えようとすると、まるで電気のブレーカーが落ちるように思考がブツリと停止してしまうようになった。本を読んでも字面を追っているだけで、ちっとも身についた気がしない。
おそらく原因は、あまりに多種類の役割や仕事を一人でこなさなければならない状況のせいで、常にいくつかの事を並行して考えるくせがついてしまったことだろう。なにか一つの事を考えはじめても、「これは時間がかかりそうだ」と感じると、無意識のうちに脳が少しでも他を進めようとタスクをスイッチするのだと思う。正直これは困った状態だ。仕事を成し遂げるためにはもっと勉強が必要なのに、本を読んでも何も頭に残らない。それが焦りを生んでどんどん悪循環に陥ってしまっている。
対処法としては、腰を据えてゆっくりひとつひとつ処理してゆくように行動を変えるしかないのだろう。問題は、そのように何か一つに集中するには他の事は全て無視しなければならないことだ。おそらくそういうやり方は周囲に迷惑をかけることになるだろうし反感も買うかもしれない。しかし、今までのように全てをやろうと無理を続けていたら遠くないうちに精神が壊れてしまう。退職も覚悟した上で開き直るしかない。

(追記)
イムリーな記事が、radiumsoftware.com
人間の「マルチタスキング」は根本的に非効率的なのだそうだ。