先週に引き続き実家で田植え。田植えそのものは午前中で終わって、午後はその後片付け。私が子供のころは、田植えや稲刈りにはもっと時間がかかっていたのだが、田んぼが区画整理されたおかげですっかり楽になった。
区画整理の前は田んぼが奥まった場所にあって、出入りするには狭いあぜ道を通るしかなかった。あぜ道は小さめの農業機械しか通れず、大型の機械なら4条(条:稲の列の単位)以上同時に植えたり刈ったりできるところが、小型機は2条しか作業できないので、どうしても時間がかかる。
さらに、田植えの苗や稲刈り後の籾袋も、人力で運ばなければならなかった。今では田に軽トラを横付けできる。ありがたいことだ。

午後からは、田植えに使った育苗トレーや田植え機の後片付け。育苗トレーはホースで水をかけながらブラシで泥を落とし、乾かしておく。屈んだ姿勢で50枚以上洗っていたのでそれなりに疲れた。
田植え機もホースとブラシで泥よごれを落としてから、倉庫にしまっておく。次に使うのは来年だ。昔は農業機械を数軒の農家で共同購入することもあったが、最近はあまりそういうことはないようだ。おそらくどの農家も兼業化が進んで週末に農業をすることが多くなったため、機械の使用予定がかぶるようになったからだと思う。