コンピュータの構成と設計~ハードウエアとソフトウエアのインタフェース 第3版 (上)コンピュータの構成と設計~ハードウエアとソフトウエアのインタフェース 第3版 (下)が発売されていた。パタヘネ本の名で有名な定番書の第3版の翻訳書だ。第2版を買わずに第3版が出版されるのを待っていたので、上下巻とも迷わず購入。
たまたま第2版も書架に並んでいたので厚さを比べてみたのだが、第3版の方が薄くなっている。おそらく内容の一部が付属のCD-ROMに移されたためだろう。この本は情報系の学部の教科書として使われているらしい。私は実験物理学が専門で、しかもプログラミングを始めたのが遅いのでコンピュータやプログラミングの基本知識が不足している。今更かもしれないが勉強せねば。


コンピュータの構成と設計~ハードウエアとソフトウエアのインタフェース 第3版 (上)

コンピュータの構成と設計~ハードウエアとソフトウエアのインタフェース 第3版 (下)



あと、文庫本を2冊購入。私は気に入った本があると同じ著者の本を続けて読むことが多い。今日買った藤原正彦氏の祖国とは国語も、「国家の品格」からの流れだ。

ジャンヌ・ダルクまたはロメは歴史物の単編集ということで購入。短編集なのがありがたい。歴史物は好きなのだが、長編が多いのが難点だ。これまで3巻より長い歴史小説は読みきれたことが無い。それゆえつい短編集を選んでしまうのだが、短篇には読みやすいという以外にも著者の作品の幅を知ることができるという利点がある。長編や連載作品の場合、それまでの話の流れや、作品の雰囲気を大きく逸脱することは難しいため、ストーリー展開が制限されてしまう面がある。(裏を返せば、パターンが決まっていることで話を作りやすいというメリットはあるかも知れない)だが短篇の場合、少々はめを外すことができるので作家が書きたいものを書きやすい。読者としても、著者の色々な作風を知ることができるし、面白いと思うものだけを読んでも長編の途中で挫折するよりは損した気にならないで済む。
これはマンガなどでも同じなのだろう。実際に、藤子F不二雄や手塚治虫の読み切り作品は、連載作品とは違った雰囲気をもつ作品も多いし、なにより作家がのびのび描いているような印象を受ける。


祖国とは国語

ジャンヌ・ダルクまたはロメ