ごもっとも…けど。

第3回:現状はエンジニアリング以前,解釈ミスを減らす方法論へ(2)(5ページ目) | 日経 xTECH(クロステック)


 日本企業の経営層にハードウエア出身の人が多いせいか,現場のソフトウエア技術者も「どうせ必要性を理解してもらえない」などと,投資の提案自体をあきらめてしまっていないか。ソフトウエア部門には,ハードウエア部門からしわ寄せや変更要求ばかり来ることが,確かに多い。でも愚痴ばかりでなく,逆に自分から変更要求や投資提案を出す姿勢を持つべき。最近,組み込み系の企業を訪問している中で,ソフトウエア技術者が黙りっ放しという光景を目にする。社内でもっと提案するなり,学会やコミュニティーにかかわるなり,現場の問題点を発信しソフトウエアを理解してもらう努力が,ソフトウエア技術者自身にも必要だろう。


松原友夫氏 松原コンサルティング

 「ソフトウエアを理解してもらう努力」か…。けど都合の悪いことは耳に入れない人いるからなあ。
 「ソフトウェア開発はハードウェアと違って誰にでもできるお仕事です」とか「ソフトウェアはハードウェアのオマケです」とか、自分の専門分野をヨイショする文言は聞こえても、「これからの時代はソフトウェアが重要になる」とか「ソフトウェア開発には人材も投資も必要です」といった都合の悪いことは端から黙殺されることも少なくないしねえ*1

*1:「そんなことは聞きたくない!」とかあからさまに拒絶されたこともある