先月に部署の異動があったものの建物の引越しやら残務やらもあって、業務内容にはこれといった変化はまだ無い。
 今日は珍しく新しい*1部署の作業が入った。故障でユーザーから返送されてきた電子機器の故障調査と修理。ユーザーからの連絡によると機器が動作せず、異臭がするとのこと。
 筐体を開ける前に臭いを嗅いでみると確かに樹脂が焼けたような臭いがする。フタを開けて中を覗いてみると、電源安定用の電解コンデンサの一つが膨らんでいる。横から見ると側面に穴が開いている。このコンデンサが液漏れ・破裂したのが原因と見て間違いないだろう。
 コンデンサの破損の原因ははっきりしないが、この製品は納品してから8年以上経過しているので経年劣化ということで差し支えないと思う(不良部品だったのかも知れないが)。
 コンデンサの交換だけで済むかと思われたが、基板を取り外して半田面を見ると、基板が焼け焦げて変形していた。これは基板ごと交換する必要がある。上司に状況を説明すると、出張のついでに基板を作った回路屋に寄って修理の相談をするとのことで、基板を外して渡した。
 午後からは旧部署のソフトウェアの仕事の続き。少し前に納めた装置の検収で、ユーザーから要望が出たとのこと。この件は某お偉いさんがユーザーとのやり取りを囲い込んでいて、我々実務者はユーザーとコンタクトさせてもらえない。お偉いさんの話からはどうにもソフトウェアの変更の意図が良く分からないのだが、この人には何を言っても無駄なのであきらめて言うとおりにする。


 帰宅後、仮眠をとってから雑誌を四冊スキャン。

*1:と言っても出戻りだが