昼前に母親からメールで、明け方に祖母が緊急入院したとの知らせ。
 とり急ぎ、数日中に必要になるソフトウェアやら資料やらをCD−Rに焼いて関係者に渡し、午後から半休をとった。
 一旦帰宅してから隣の市の病院に車で向かった。面会時間は午後3時から4時までと午後6時から7時までの2回。午後3時半ごろに着くと、両親と母の兄(伯父)、祖母の妹とその娘、それから母の従姉夫婦が来ていた。
 伯父と二人でICUに居る祖母に会いに行ってみると、思っていたよりはだいぶ元気そうで、意識もはっきりしていた。
 あらかじめ電話で母親に聞いていたところでは、排尿が上手くできなくて肺に水が溜まっているのだとか。そのせいで横になるのがつらいらしい。また点滴もあまりたくさんは入れられないのだとか。足も結構むくんでいた。
 しばらくベッドの横に付いていると、祖母が何か書くものが欲しいと言い出したので、病院近くのコンビニにレポート用紙とペンを買いに行った(買って帰った頃には祖母はすっかり忘れていたが)。
 買って帰るとちょうど面会時間の終わる4時になったので、一旦皆で病院を出て、高齢の祖母の妹親子はそのまま帰宅。父親は用事があるということで一人で帰宅。残りの皆で近くのファミレスに行き、今後のことについていろいろ相談した。
 伯父とその従姉夫婦は帰りに葬儀社に寄っていろいろ聞くということで、5時半過ぎに店を出た。母親と自分は病院に戻り、ロビーでしばらく待ってから、6時から7時までベッドに付き添った。祖母は意識はかなりはっきりしているものの、座った姿勢のままでいるのがしんどいらしく、まっすぐ座ったり、背を丸めるようにうつむいたりを時々繰り返していた。また尿の代わりにか、鼻水が出るようで、ちょくちょく鼻をかんでいた。
 幸いと言うべきか、特に痛いところなどは無いようなのはありがたかった。そうこうしているうちに面会時間の終わりが来たので、看護士さんに後を任せて母親と実家へ。夕飯の用意などできているはずもないので、先に帰宅していた父親と一緒に最寄の回転寿司屋へ。祖母のことは病院に任せるより仕方がないので、誰も話題にはしなかった。
 食事を終えて皆で実家へ。明日から新婚旅行に出かける弟に母親が日程の確認をするために電話をかけていた。新婚旅行から帰ってくるまで弟夫婦には祖母のことは言わないことに皆で決めていたので、旅行から帰ったら連絡するようとだけ伝えた。
 普段通りに風呂に入ってしばらく休んでから、明日の夕方終業後にまた病院に行くということにして自分のアパートへ帰った。