『人生で大切なことは、すべて「書店」で買える。』

 とにかく本を読め、な本。「あなたもひたすら本を読めば幸福になれます」といった誇大広告の匂いも多少はするものの、メッセージが明確かつ印象的に書かれていて、読んでいて心地よい。
 特に印象に残ったのは、本を読む人と読まない人は、鳥類と魚類ほどにも生き方が違って来る、という一節。鳥と魚でどっちが上だとか言う意味ではなく、ただ世界観が離れてしまうと言う。まさに自分が今、身にしみて感じていることだ。
 あいにく本書にはそういう場合の対処方法は書かれていなかった。やはり移動して環境を変えるしか無いのだろうか?