モグラとキジ

食事中の雑談で父親が、この前サツマイモを植えた畑にはモグラとキジがいて、イモを食われてしまうかも知れないと言い出した。どうも近所の人がそう言っていたらしい。けど、モグラは肉食のはずだし、キジがあんな河川敷の砂地に住むというのにも違和感がある。他の鳥と勘違いしているんじゃなかろうか?
食後に調べてみたら、やはりモグラは肉食でイモなんか食べない。多くの場合イモをかじっているのは野ねずみのようだ。もっとも穴をを荒したり、その穴を通って野ねずみがイモをかじったりするらしいので、モグラも共犯と言えるかもしれない。モグラや野ねずみ対策としては、ペットボトル風車で振動を出したり、専用の農薬(忌避薬)を使うとかがある。昔は根に毒のある水仙彼岸花を畑の周りに植えて防いでいたらしい。どれほど効果があったのかは分からないが。
キジについても調べてみた。てっきりキジは山の鳥だと思っていたが、草原や開けた林や農耕地にも住むらしい。であればあの畑に住んでいてもそう不思議ではなさそうだ。それにしてもキジという鳥は、胴はツヤのある暗緑で翼は明るい褐色、さらに顔面が真っ赤とかなり目立つ色をしている。知ってる人なら遠目でも間違いにくだろう。だとすると畑にいるのもキジである可能性は高い。
数は多くなさそうだがキジが農作物に害を与える事例もあるようだ。もっとも被害の多くは葉っぱや実が食べられるというもので、土を堀り返してサツマイモをかじるかどうかまでは不明。もしかしたら巣を作るために土を掘ったり、野ねずみがイモをかじった付近をうろついてたのを誤解されたのかも知れない。まあなんにせよ一度実際に姿を見てみたいものだ。