朝からプログラミング。ここしばらくは新しいデータフォーマット関連の作業をしているのだが、今日はそちらは休んで制御系に対応可能な測定モードを追加する。
測定モードの種類はたいてい測定部と信号変換回路で決まる。今回追加するのは変換回路からの電圧の極性と変化方向がそれぞれ反対になる場合のモードである。
変換回路の極性とは、測定部で起こるなんらかの物理現象に対してセンサを含む変換回路の出力電圧が正になるか負になるかということ。変化方向とは、物理現象が強くなったときに電圧の絶対値が大きくなるのか小さくなるのかという方向のこと。測定モードによってそれらが異なる場合がある。
今回は、これまでになかった極性と変化方向のパターンを追加しなければならなかったのであちこちに変更が生じた。さらにやっかいなのは、パターンが複雑になったために動作の検証がひどく難しくなった。一人で検証しただけでは見落としや勘違いが起こる可能性が高かったので、上司と一緒にダミー信号を使って検証した。


3台あるHDDレコーダーのうち1台である特定のチャンネルだけ映像がえらく汚くなった(ちなみにアナログ放送)。このチャンネル以外はそうでもないし、他の2台はどのチャンネルでも問題がない。なので電波の問題というわけではなさそうだ。
前にも似たようなことがあって、その時は1台のHDDレコーダーからアンテナ線を伝って別のレコーダーにノイズが混入していた。つまりアンテナからの線をレコーダーAに入力し、Aからの出力をBに入力し、Bからの出力をTVに入力したとき*1、BからAにノイズが入っていた。このときは順番を入れ替えて、アンテナ - B - Aとしたらノイズが消えた。
おそらく今回も同じようなことが起こっているのだと思う。もっとも、なぜ今日になって急に起こったのかは分からない。チューナーがへたってきているのかも知れない。
ともかく、夜中だったので大きな音を立てないように注意しながら、アンテナからのケーブルの接続の仕方をいろいろ試して、すべてのレコーダーの画質がほどほどになる繋ぎ方に変えた。

*1:つまり、アンテナ - A - B、とカスケードに繋ぐと