仕事の完成度

漠然と考えていたことを明快に言い切ってもらってすっきりした。
http://blog.mf-davinci.com/mori_log/archives/2008/01/17/index.php

このように、ものごとには準備期間というものが必要だ。とにかく、時間をケチること、目前になって焦ることが最も悪い。品質を落とす原因のほとんどは時間不足である。そして、ここでいう「時間」とは、考えたり作業をするトータルの時間ではない。考え始めてから実行するまでの期間の長さである。ほかのことを同時進行していてもかまわない。とにかく、早く始めることが大事だと思う。

始めると決めれば、無意識のうちに脳が構想を立てたりや情報収集を初めてくれる。何気なく見たり聞いたりしたものから関係のありそうなものを脳が拾ってくれるようになる。
だから間に合わなくなってからこっちに振るのはやめて下さいと何回…。

 締切間際になって体力を消耗したことを、努力した証拠のように言いたがる人がいるが、その種の時間は完成度とは無関係であって、単なる個人の趣味だ。

「忙しい」というのを誇らしく言う人は多い。と言うか、大抵の人が多かれ少なかれこの「忙しい教(拝忙教)」に入信しているように見える。この宗教は「忙しいこと」「長時間働くこと」を美徳として崇拝する宗教だ。明確に意識されることは少ないが、普遍的に存在していろいろな価値観に影響を与えている点で日本の仏教に似ている気もする。

 「やる気」というものも、仕事の完成度には無関係である。(中略)
 良い仕事をしたかったら、余裕が必要だし、やる気を出さなければ乗り切れない事態になる以前に手を打つべきである。

たしかにコンスタントに成果を出している人、特に作家のような自営業の人達は、やる気が出ない時でも仕事を片付けるテクニックを持っているように見える。
そのテクニックを身に付けることを今年の課題に考えている。今のところ、その日の調子で仕事の進み具合が大きくぶれてしまうことが多いのだが、これを何とかしたい。