JSTおとり潰し

科学技術振興機構JST)の廃止が検討されているのだそうな。JSTと言えば、科学・工学に関係がある人にはおなじみの独立行政法人である。私も何度かJSTに関係のある仕事をしたことがある。
JSTの運営や成果を云々できるほどの情報を持ってないので、廃止が妥当かどうかは私には分からない。廃止するに足るちゃんとした理由があるのかもしれない*1
しかし、産経の記事にある廃止の理由はちょっと違うんじゃないか。

国からの財政支援が予算全体の9割を超えているにもかかわらず、給与水準が国家公務員よりも高く「存続させる意味がない」(政府関係者)と指摘されていた。

給与が高いのがケシカランというのなら給与を下げることを考えればよい。給与水準が理由の第一に来るということは、その法人が必要かどうかは割とどうでもよいということだろうか。どこでもいいから「天下りの温床」を減らして国民にアピールしたいということだろうか。

*1:たしかにJSTの方々は横柄威厳があるとよく聞く