宮田秀明の「経営の設計学」

http://business.nikkeibp.co.jp/article/tech/20070116/117008/?P=3

 技術より生産の方が上位概念なのである。

産業界の癌はまさにこの生産至上主義だと思う。とにかく多く作って多く売るという発想に凝り固まっているのは、老人たちが高度成長期に薄利多売が成功した体験を忘れられないからだろうか?


http://business.nikkeibp.co.jp/article/tech/20060807/107612/?P=2

セクショナリズムは組織経営の最大の敵と言って言い過ぎではなかろう。今でも事業部制を取る企業は多いが、それぞれの事業部を束ねる事業部長が

 「私の事業部はきちんとやってます。何とか赤字は出してません」

といった経営スタンスでは、その企業の将来は危ういと考えるべきだ。全体最適解に近づくどころか、永久に解を描くこともできないに違いない。

 セクショナリズムが蔓延する組織は、どんなに頑張っても局所最適解しか生み出せないし、むしろ負の資産を積み増す可能性が高い。業界全体が古い体質であるか、誰も参入しないニッチな業界でない限り、局所最適解の足し合わせの経営が成功し続けることはあり得ない。


http://business.nikkeibp.co.jp/article/tech/20060905/109218/?P=3

大学人にとっては、教育が最重要ミッションなので当たり前なのだが、

嘘だ。と思ってしまった。記事を書いた宮田教授はそうお考えなのだろうが、これが大学人のコンセンサスとは思えない。実際に「大学は研究機関であって教育機関ではない」「良い学生は勝手に伸びる」といった発言を聞いたこともある。