なぜゆとり教育は失敗したのか

とてもまっとうな教育論。

 「日本では独創的な才能が育ちにくい」とよく言われます。それで、その責任がまたしても学校に押しつけられるわけですけど、私にいわせれば、独創的な才能や異能の才の育成は、大学院レベルでの教育や、企業や職場の人材育成や選抜システム、あるいはもっと拡げて企業組織の文化の問題として考えたほうがいいんじゃないでしょうか。
<中略>
 私にいわせれば、創造性をもった人材が学校教育で育っていないのではなく、せっかく創造性の基礎を学校教育を通して作っていっているのに、それを具体的な対象や課題を通して創造性へと発展させていくべき企業の場のほうが、異能の人材の芽をつぶす文化やシステムになっていたのではないか、と。


http://business.nikkeibp.co.jp/article/life/20071114/140636/?P=3

全く同感。仮に学校で独創的な才能が育てられたとしても、現状では社会や企業で潰されるだけ。