かなりのページを割いて、現在低収入で厳しい暮らしをしている人たちのインタビューが掲載されている。インタビュイーのうち、40代から30代の方々は確かに気の毒でなんとかがんばってもらいたいと思う。でも比較的年配の方々は、
59歳男性 元会社社長
「ホリエモンみたいに宇宙へ行くなんてのは無理だけど、やりたいことはたいていできた。酒、ゴルフ、暇なら海外旅行。思えば幸せなことだよね。やっぱり人間、無駄なことができるっていうのが一番美しいと思うから。クルマだって軽自動車の方が燃費はいいし、税金も安い。でも運転手付きのリムジンで現れたらリッチな感じがするじゃない。極端な話、その無駄が美学なんですよ。そう思って生きてきたからね。(後略)」
55歳男性 元SE
1980年代後半、Oさんの月収は月60万円。年収は800万円近くになっていた。
「居酒屋で仲間とわいわい過ごすのが好きで。毎晩おいしいものを食べて、飲んでましたね。一晩1万円で月30万円。住いも少しいいマンションに入って、欲しいものは買って…。貯金もほとんどせずに、楽しくやってましたよ。」
…あんまり気の毒に思えない。たしかに今はきつい暮らしをされているようですけど…。