昨夜遅くにNexus6Pが壊れた。充電している端末が、ふと気が付いたら延々と再起動を繰り返していた。電源投入直後に出るGoogleロゴが表示され、しばらくすると一旦画面が真っ暗になって再びGoogleと表示される。この繰り返し。本来ならロゴの次に起動のアニメーションが始まるはず。電源ボタンと音量下げボタンを同時長押しでブートローダを起動していろいろやってみたが改善せず。データを消去しても解決しなかった。ここ数日、ときどきフリーズするようになっていたので、ハードウェアの故障の可能性が高い。明日は出張仕事があるので早々にあきらめて修理に出すことにした。

 去年納品した光源装置の組み立てミスの修正のために出張作業。本当なら今日は会社の一斉休業日なのだが、この光源は建材の生産工場の検査システムに使われているため、生産ラインが止まる期間しか作業できない。そのためお盆休みに入った今日に作業をする運びとなった。出張に行くのは光源のメカ設計者と自分の二人。普段と同じ始業時間に二人で出勤し、荷物を社用車に積み込んでから会社に施錠して出発。
 訪問先の工場は実家を通り過ぎてさらに東に進んで隣の県に入ったところにある。高速道路を使わずに1時間半ほどかかる。早めに現地に着いて、ファミレスで昼食と休憩を取ってから工場へ。あらかじめ言われていた通り駐車場でヘルメットと安全靴を着用し、先方の担当者に電話して迎えに来てもらった。そこそこ大きな工場なので駐車場から装置の場所まで5分程度離れている。フォークリフトが行き交う通路の端を歩いて屋内へ。
 現場ではすでに先方の設備保守担当者によって光源装置がラインから外されていた。簡単な安全確認をしてから傍らの机で作業を開始。念のため1台ずつ順番に二人で作業にあたった。主な作業は、カバーの一部を開けて保持金具を追加取り付けし、付け忘れのセットネジを取り付け(保持金具があればこのネジは不要かも知れないが一応)、調整つまみをねじ止め剤で固定、など。建屋のシャッターはほとんど開放されおり冷房は無いが、送風機を向けてもらえたので我慢できないほど暑くはなかった。1時間ほどかかって2台の作業を終えた時点でいったん休憩。工場の隅の休憩室で飲み物を取り、工場外のトイレに行ってから作業再開。さらに1時間ほどで残り2台の作業を完了。作業の終わった機体は順次先方の担当者に渡してラインに戻してもらった。4台すべてラインに戻してから動作確認までウォームアップに30分ほどかかるため、それまで我々は休憩。30分ほど経って戻ってみると、担当者たちがなにやら検査システムで動作確認をされているようだった。システムの操作は我々の作業机から少し離れた場所でされていたようだが、こちらにもモニタがあって操作画面が表示されていた。しばらくすると担当者の一人が来られて問題なさそうだと言っていただけたので、メイン担当者に挨拶をして退出。およそ予想通りの時間に完了できた。守衛室に日報と来場バッチを返却して帰路へ。ちなみに、現地での作業量は同行者のほうが多かったこともあり、土地勘のある自分が往復とも車を運転した。
 夕方6時過ぎに帰社すると、某部長が一人出勤していたので最後の施錠はお願いすることにした。

 出張は無事終わったので次はスマホの修理を手配しないといけない。会社を出る前に、Nexus6Pの代替機があるか近隣のソフトバンクのショップに電話で確認。ソフトバンクのNexus6Pは他のAndroidスマホでは代替できないらしい。4店舗目で代替用Nexus6Pのあるショップに行き当たった。普段あまり通らない道のショップだったが、距離的には家から遠くない。閉店まであまり時間がなかったので早々に退勤して向かった。
 店で修理依頼の同意書にサインしてSIMを差し替えてもらい、ついでに新品バッテリーへの交換も申し込んだ。修理の際に保護フィルムなどは外されてしまうようなので、ガラスタイプの液晶保護パネルは外しておいた。代替機は32GB容量モデルのゴールドだった(自分のは64GBのブラック)。メイン使いのGoogleアカウントをセットしてメールの受信や連絡先が同期されるのを確認して貸し出し手続きは完了。お盆に入るため修理期間は普段よりちょっと長くかかるかもしれないらしい。