父親からメールで呼び出されていたので、夕方から実家へ。話というのは、バブルがはじけるまえに前に祖父が売約した土地のこと。今の所有者である開発会社から「買い戻してくれないか」という話が来ているのだとか。
 話が来ている土地は仮登記状態になっていたもので、大小あわせて5、6箇所ある。うち一件は今も作付けしている田んぼの半分で(現在は無償で借りているような状態)、将来のためにも買い戻す方向で進めようという話になった。他の多くの地所はろくに道もない場所にあって、面積も小さいので買い戻すことはしない。
 気になるのは、竹やぶで、竹やたけのこが取れなくなるのは心情的には寂しい気はする。もっとも、竹やぶも管理する手間はかかるし、今回の場所は道路に面していない奥まった場所にあるので、そこに入るのに他人の土地を通らせてもらわないといけない。こういうのはトラブルの元になる。両親は「しんどいから面倒見られない」と、売却するつもりのようだ。
 かと言って、自分が実家に帰って面倒見るほどの決心もつかない。うちだけが売る売らないと言ったところでどうにもならないだろうけど、この先あの里山がどうなっていくのか一抹の心配はある。どうしたものか…。