昼までは稲の苗床トレーに下土入れ。大きさを合わせて切ってある新聞紙をトレーに敷き、その上に土を入れて専用のすり切り板で均す。毎年と同じくちょうど100枚用意した。

 家で昼食を食べ、午後からは他の作業。

 先日掃除したお墓に花を供えるため、母と一緒に墓地まで。墓地は割と急な坂になっている。車で上の方まで登れなくもないが、母の運動のためにあえて下の駐車場に駐めて歩いた。距離的には100mほどしかないが、母親からすると、坂の上り下りや墓石周りの落ち葉を除けたりの作業で少し疲れたとのこと。

 母親を自宅に連れて帰ってから、苗代の用意のために一人で田んぼへ。父親が軽トラで先に行っていたので自分の車で向かう。まだ水が入っていないので長靴ではなくトレッキングシューズで作業できる。苗代の場所はトラクターで耕運済みで、今日は苗代の周囲に水を通すための溝を作る。まず目印になる紐を張り渡し、それに沿ってシャベルで土をどけて大雑把に溝を掘る。さらにクワで溝の形を整える。溝の深さや水平の具合などは実際に水を張ってみないと分からないので今日はここまで。

 一旦農作業小屋に戻って不要な道具を置いてから竹やぶへ。伸びてしまった筍を切ったりといった。今年は母親の足腰や、竹やぶの雑木の伐採のこともあってほとんど筍を掘ってないが、伸びすぎた筍の数は特に多いというほどでもなかった。父親は普通より強力な草刈り機で細い若竹ごと雑草を刈って回っていたので、自分は手ノコで若竹を切り倒して回った。背丈以上に伸びた若竹でもまだ柔らかいので、のこぎりでひと挽きすれば押して倒せるくらいに刃が入る。あまり良い筍が出ないため普段は掘りにいかない手前の土地や、荒れていて踏み入りにくい上の方の藪も含めて全体を見て回った。
若竹は全て切り倒すわけではなく、竹の少ない場所に生えたものは適当に残す。あまり竹をまばらにしてしまうと日光が地面に差して雑草が生えやすくなってしまうので、少し薄暗いくらいが適当だと思われる。軽トラの通路や焚き火のスペースは竹が無いのでその北東側は雑草がかなり生えている。
 他には、以前に伐った古竹で何かに引っかかったままのものをなるべく引き倒しておいた。立ったままカラカラに枯れているので比較的容易に折れるようになっている。竹にせよ木にせよ、地面に接触しているかどうかで分解のスピードがまるで違う。土壌細菌は偉大である。ともかくなるべく地面に倒しておく。
 森林組合に依頼している竹やぶ境界の雑木の伐採がかなり進んでいるのを見ておいた。軽トラの通路の谷側の木と竹がかなり伐採され、枝打ちされて積み上げられていた。もう伐採はほとんど終わっているように見えるが、まだ代金を取りにきていないらしいので、何か作業が残っているのかも知れない。

 夕方5時半になって日が傾いてきたので切り上げ。山の中では少し暗くなり始めていたが、農業小屋に戻ったらまだ十分明るかったので日没まで畑の周りの草取り。歩道沿いの北面の雑草を草刈り機でざっと刈った。電信柱に絡まっているツタも切りたかったが時間が無いので次回。引き続いて西面の排水溝の雑草引き抜きと土さらい。ここは畑から流出した肥えた土が溝に溜まって草が茂っている(その証拠にえらくでかいミミズが何匹もいた)。溝のコンクリートが腐食(もしくは草の根で破られたか)して下の土が見えているところがある。ここに根の強い草ががっちり生えているので引っ張ってもびくともしない。手グワでかじってみたり四苦八苦したが、どうしてもすっきりきれいには出来なかった。草が枯れて雨水で土が緩めばいくらか抜きやすくなるかもしれない。

 そうこうしているうちに本格的に日が暮れてきたので今日はおしまい。