『夢を持ち続けよう!』

 昨年のノーベル化学賞受賞者の一人、根岸英一博士の本。自伝というか回顧録のような形で書かれている。受賞理由であるクロスカップリング反応については少ししか触れられていないので、いずれ他の入門書をあたってみたい。
 個人的にはポスドク〜助手時代のボスであったブラウン教授についての記述が印象に残った。真摯に後進を指導する教授も世の中にはいる(いた)のだなぁ。