『内側から見た富士通』や『若者はなぜ3年で辞めるのか?』の城 繁幸氏の新刊。
「年功序列」と「終身雇用」に代表される「昭和的価値観」からの脱却が必要だという著者の主張は、同じ氷河期世代ということもあっていちいち納得できる。
著者によると、【強くオススメしたい人】(=対象読者)は
・卒業時期で人生が決まるのはおかしいと感じている氷河期世代の人
・男性社員との間に『ガラスの天井』を感じている女性
・同じ仕事内容なのに、正社員との給料較差に疑問を感じている非正規雇用の人
・硬直しきった人事でポストが空かず、閉塞感にさいなまれる3、40代
・これから社会に出て行くことに不安を抱いている学生諸君
・フリーター系の労組に加盟しているが、憲法改正反対のデモをしても雇用問題は解決しないんではないかと感じている人。
・会社にしがみつくことに疑問を感じ始めた中高年
・もう単純に、今の日本はなんでこんなに生きにくいんだろうと感じている人
で、反対に、【取り扱いに注意が必要な方】(=読んだら怒る人 or 目が覚める人)は
・赤旗を定期購読している。
・経団連の事務所の奥にはでっかい金庫があって、200兆円も小判が溜め込まれて
いると信じている。
・再来年あたり、森永卓郎がノーベル経済学賞をとるような気がしている。
・福島みずほは今でもマドンナだと思う。
だとか。
ご自身がどちらに当てはまるか考えてからどうぞ。