『越境者的ニッポン』

海外生活40年の博徒による「外から見た日本の異常さ」。
それも「日本人は世間を気にするから云々」といった情緒面の特殊性ではなく、法制度や報道内容といった事実*1に即した特異さや不条理であるのが良い。例えば日本がレイシズム(人種差別+民族差別)のことで国連から警告を受けていたことなんて全然知らなかった。
とにかくすっげー、すっげー面白かった(神楽)。

越境者的ニッポン (講談社現代新書)
森巣 博
講談社
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読後は、世界から日本が「エキセントリックな国」ではなく(北朝鮮的な意味で)「薄気味の悪い国」として見られているような気がして不安になるかも。

*1:本書の内容が本当に事実か裏はとってないけど