『仮説力を鍛える』

小説仕立てのビジネス書。新書としては厚い方だが読みやすいのですぐ読める。内容的にはまあ普通だが、ところどころおかしな記述がある(帰納法の解説とか、仮説の例とか)気はする。
この手の本に小説としての品質を期待するのは高望みかもしれないが、ストーリーは陳腐でリアリティもいまひとつ。特に主人公が無知過ぎる気がする。プロジェクトの途中で「マイルストーンって何ですか?」とか言っている人物にプロジェクトリーダーを任せる会社ってあるのだろうか?