(書きかけ。この本については書きたいことが山ほどあるので改めて書き直すつもり)
自己価値感(自己無価値感)についての優れた解説書。超お薦め。自己無価値感に苦しんでいる人はもちろんだが、それ以上に「困った人」に手を焼いている人と育児中の人にこそ是非読んでほしい。
この手の本は星の数ほど出版されており、私もさんざん読んできたが、それらの中で最も精度の高い解説がなされている。特に素晴らしいのは、「自信」というものについての誤解をはっきり書いていることである。
特に重要なのは次の一節である。
能力への自信によって、基底的な自己無価値感を払拭することはできないのです。
つまり、「自分なんか生きていて良いのだろうか?」といった自信のなさを、勉強やスポーツや仕事で成果を上げることで代替することは不可能だということ。
なぜ自信が持てないのか―自己価値感の心理学 (PHP新書)posted with amazlet at 09.06.04