学力崩壊を批判する前に

かなり頭に来た。
http://www.nikkeibp.co.jp/style/biz/feature/tachibana/media/070316_rotei/

当分の間日本は、ゆとり教育で頭がこわれた連中がまき起こす総社会的知的レベルダウン現象に悩まされつづけることになる。その間に日本という国がこわれてしまわねばいいがと最近本当に心配している。

当の学生には罪は無いだろうにこの言いよう。知識人として、大人としてあまりに無責任で恥知らずな発言である。これまで社会の一旦を担ってきた大人として少しの反省も無いのだとしたら良識を疑う。

記事中で立花氏は、ゆとり教育世代を
「オマエらを教育するのに(国や官僚が)失敗した。あーあ、失敗作ばっかでこれから世の中暗いわ。」
と言っているのである。自分達の責任を棚に挙げて何をか言わんやである。この無責任な態度こそが今の日本の老人の醜さの根幹である。むしろこういう老人達にして今の日本があるのだろう。

今の日本や若者の置かれた状況を招いた当本人は、若者ではなく大人達(特に当時決裁権を持っていた今の老人達)なのである。あなた方が、ゆとり教育で頭を「こわしてしまった」若者達は、あなたがたが無駄遣いのあげくに破綻寸前まで追い込んだ国をこれから運転てゆかなければならない。
、むしろ
「ちゃんとした教育を提供できなくて申し訳ない。我々の世代の後始末を押しつけるような形になってしまったことをお詫びする。今後大変な時代を担ってもらうことになるが、なんとか乗り切ってもらいたい。」
のように謝罪なりお願いするのが筋なのではないのか?
にもかかわらず当の老人達は年金が少ないだの若者の頭が悪いだの、言いながら利権にしがみついて、さらに負債を増やしつづけている。分数ができないのとどっちがタチが悪いというのだろう。