ダン・ブラウンの『天使と悪魔』を読了。
本作は、大ヒットした『ダ・ヴィンチ・コード』の前作にあたり、主人公は同じく宗教象徴学者ロバート・ラングドン。舞台はヨーロッパの誇る研究施設ＣＥＲＮから、ローマ、ヴァチカンへ。
科学と宗教の対立を軸に、教皇選挙会（コンクラーベ）の影で暗躍する秘密結社との対決が描かれている。科学的な厳密さはまあおいておくとして、宗教サイドの科学に対する非難は心に響いた。
もとより科学には魂がありません。心から切り離されています。（中略）知性ゆえの奇跡がこの世に現れるとき、倫理に関する説明書はついてきません。それ自体が危険きわまりないのです！
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