本当は出勤日だが有給を取って大学へ。いつも通り生協の書籍部を覗いてから研究室へ。目的だった技術英文の本と、たまたま見付けた科学者のエッセイを購入。今回は技術書は買わなかった。欲しかった技術書の何冊かはこの前の割引セールの時に買ってしまい、まだ部屋に積み上がっているので、新しい本の購入はしばらくは控えめにしようと思う。(あー、でもコンピュータの数学は欲しいかも。)

必携技術英文の書き方55のルール

必携技術英文の書き方55のルールはある社員がもっているのを見てヨサゲだったので購入。それぞれ独立な55のトピックから成っていて、"10未満の数は数字でなく、スペルアウトして書く"など、瑣末すぎるせいかあまり他で見ないトピックが取り上げられている。手元に置いてハンドブック的に使うのが便利そうだ。また、巻末に工業英検の過去問が載っている。

番外研究こぼれ話―余談、閑談


導電性高分子のはなし


番外研究こぼれ話―余談、閑談は阪大工学部の教授の随筆集。いまどきの本にしては字が小さいので、少々読みにくい。科学者の随筆と言えば寺田寅彦朝永振一郎のものが有名だが、現代の科学者の生活とはかなり異なる。ノーベル賞を取ったり、社会問題になった人の本はたくさん出版されているが、普通の(失礼)科学者の生活を知るにはこのような本が良いかもしれない。
同じ著者の導電性高分子のはなしを読んだことがあるが、とても読み易かった。こちらは、白河英樹博士のノーベル賞のテーマである導電性高分子についてやさしく説明されている。物性物理や高分子化学を志望する大学生がこの分野を覗いてみるには手頃だろう。