KiCAD5の3Dシェイプの追加・更新方法

 KiCAD5をクリーンインストールしたPCで、部品の3D表示ができなかった(KiCAD4に上書きインストールした別のPCDでは表示できた)。対処法を見つけるまで時間がかかったので後々のためメモしておく。

 KiCAD5のインストーラには部品の3Dデータ(3Dシェイプ)が含まれてないらしく、必要なら後から追加する必要がある(KiCAD4のときどうだったかは覚えてない)。
 本家のGithubで公開されている3DシェイプはKiCADで直接取得できる。この3Dシェイプは随時更新されているらしいので必要ならときどき更新する。

3Dシェイプの取得方法(KiCAD5と、たぶん4も同じ)

  1. 管理者権限でKiCADを起動(シェイプの保存場所がデフォルトではProgramFiles下にあるため)
  2. Pcbnewを起動
  3. メニューの「設定」−「3Dシェイプライブラリ追加ウィザード」でウィザード画面を表示(管理者権限が無いと、「選択されたディレクトリへは保存できません」との警告が表示される)
  4. 警告が出てなければ「Next」ボタンを押す
  5. 追加したいシェイプにチェックを入れ、「Next」ボタンを押す
  6. 確認のため、追加・更新されるシェイプが表示される
  7. 「Finish」を押すとインストール・更新が開始する
  8. 書き込み権限がなかった場合は、最後にファイルアクセスエラーが表示される。

全部のシェイプを更新するにはかなり時間がかかるので注意(途中でキャンセルは可能)。

ただし

KiCADの4と5で3Dシェイプのファイル名が異なるようで、5にシェイプを追加しても4と同じ3D表示はできず、結局部品ごとにシェイプを指定しなおしてようやく表示できた。