AVR Studio 5.1のメッセージ出力

 AVR Studio5.1(small版)のインストーラでAVR Studioのバージョンを5.0から5.1に上げたら、ビルドのメッセージがえらく簡素になってしまった。
 ビルドに成功しても失敗しても、出力ウィンドウに表示されるメッセージは1行だけ。

成功したとき
------ ビルド開始: プロジェクト: firmware, 構成: Debug AVR ------
========== ビルド: 正常終了または最新の状態 1、失敗 0、スキップ 0 ==========
失敗したとき
------ ビルド開始: プロジェクト: firmware, 構成: Debug AVR ------
========== ビルド: 正常終了または最新の状態 0、失敗 1、スキップ 0 ==========

 成功の場合はシンプルでも良いが、エラーがあるときにその情報が表示されないのは非常に不便だ。

表示のレベルの設定

 かなりあちこち探してメッセージの表示レベルの変更方法を見つけた。

  1. メニューの「デバッグ」にある「オプションと設定」でオプションウィンドウを開く。
  2. オプションウィンドウの左側のリストツリーで、「プロジェクトおよびソリューション」を選ぶ。
  3. MSBuild プロジェクト ビルドの出力の詳細(V)」で「標準」「詳細」「診断」を選ぶ。

結局Full版を再インストール

 上記の方法でメッセージ出力は出るようになったものの、今度はサポートプラグインであるVisual Assist Xがインストールされていないことに気がついた。Visual Assist Xが無いと、ソースコードの編集中に入力候補を表示させたり、識別子に細かく色を設定したりといったことが出来ない(らしい)。
 Visual Assist Xだけを追加でインストールする方法もあるかも知れないが、面倒になったので結局AVR Studio5.1をアンインストールして、Full版のインストーラでインストールしなおした。
 Full版でインストールすると、Visual Assist Xは一緒にインストールされ、上で書いたメッセージ出力のレベルも最初から「診断」に設定されていた。やれやれ。