朝から実家で田植え。
 今日は三面あるうちの2面だけ植えることになっている。残りの1面は代掻(しろかき)*1の後の水位調整を失敗して草が生えてしまったとかで、代掻をやりなおしたらしい。で、泥が落ち着くまでしばらくかかるのであと2、3日してから父親が一人で植えるとのこと。
 途中で、頼まれてった昼食の弁当を買ったりしていたら少し遅くなってしまった。まあ今回は2面だけなので時観的には余裕だから問題ないだろう。
 実家に寄るとちょうどリフォームの大工さんが来ていた。邪魔をしないようにこっそりと作業着に着替えて、畑の小屋でゴム長と帽子を身につけてから自分の車で田まで。父親と叔父が作業を始めていた。さっそく田植え機の運転を父親から代わって植え付けを続ける。
 今年から植える面積が少し増えたので苗も多めに作ってあったのだけど、どうも一部に苗が生えなかった育苗トレイ結構あって実際に使える苗の量には余裕が無い。うちだけではなくあちこちで苗が生えなかった家があるらしい。おかげで農協の苗が売り切れそうだとか。うちの場合は買うほど足りないわkではないけど、それでも苗を無駄にしないように考えて植えていった。
 2面目の一番大きな田を植えているときに昼になったので、自分は植え付けを続け、先に父親と叔父に昼食を取ってもらった。その後父親と交代して一人で昼食。
 食後、なんとなく苗代を見て歩いていたら、あのにっくきジャンボタニシを発見してしまった。もしかして苗が生えなかった原因はこいつか!?
 川沿いにある田には数年前から連中が生息していたけど、山裾にあるこっちの田には去年までは居なかったはずなのに…。ついにこっちにまで生活圏を広げてきたのか…。
 今日見かけたジャンボタニシはこの一匹だけだったが(無論キッチリ始末させてもらった)、もし山裾の田の周辺にまで出現したとすると、かなり困ったことになる。
 ジャンボタニシは十分に成長した稲は食べないが、幼い苗は食害すると言われている。普通の田では田植え後しばらくの間だけ気をつけていれば、その後はそれ以上の被害は出ないと聞く。実際、ジャンボタニシ用の農薬もこの時期に使うものがあるらしい。
 ところが、今日ジャンボタニシを見つけた山裾の田には、種籾から苗まで育てる苗代(なわしろ)がある。もし新芽が出るころに奴等が覆いの中に入ってしまったら、それこそ好き放題に食い荒らされる恐れがある。来年は何か対策を立てないとかなりまずいかもしれない。

 ジャンボタニシを輸入したアホ業者とそれを許可した役人に天罰が下りますように(怒)!

 天罰は置いといて、その後も田植えを続けて午後1時半には今日の植え付けは終了。父親と叔父は畑にマルチング(スイカなどの周りの土をビニールのシートで被って雑草を生えにくくする)などをしにいくと言うので、一人残って育苗トレイを洗うことにした。
 いつもは実家の庭でやるのだけど、今年はリフォームの資材が積まれてたりして手狭になっている。あらかじめ父親が散水用のホースを田の水栓に取り付けられるようにアダプタを用意してくれていたので、それを使ってトレイを洗った。1時間半〜2時間ほどかかって一通り洗い終わったので、あとで軽トラで回収に来てくれるように父親にメールを送り、荷物を残して帰宅。
 先日、実家に作った簡易シャワーの排水口を広げて欲しいと母親に頼まれていたので、日が沈む前に工作をした。必要な資材を近くのコメリで買ってきてから、ビニールプールの底に穴を開け、母親が用意した塩ビパイプを通してゴムパッキンでビニールをパイプに締め付けた。パイプがぶつからないように下に敷いているマットと板の一部を切り取り、長さの足りなくなった排水ホースも延長した。
 ときに、本来パッキンというものは、押し付けることで水漏れを防ぐ力を発揮するものであって、輪ゴムのように締めるものではない。そういう意味でかなりダメな工作なのだけど、他に適当な部品が見当たらない。それに、今回は水を貯めるのではなく排水を流すだけだし、多少漏れても下は地面なのでそれほど支障は無い。ということで今回の工作を強行したわけだけど、あと約3月もつかどうか心配は残る。
 本当ならその後、離れの台所の窓に網戸の網を張るつもりだったが、ちょうど帰ってきた父親が、母親に頼まれていた玉ねぎの収穫をすっぽかしてきたということで、その手伝いで畑に行くことになった。収穫時期を過ぎた玉ねぎをあまり放っておくと、特に雨が降ったりすると、地面に植わったまま腐ってくるのだとか。ということで予定していた網戸などのDIYは明日に延期。
 実家で作っている玉ねぎは自分たちで食べるためのもので、せいぜい200個程度なので引き抜いて持って帰るくらい大した手間ではない。30分ほどでカゴ2箱半ほどの玉ねぎを引き抜いて小屋に持ち帰った。持ち帰った玉ねぎは、その後自分がホームセンターに買い物に行っている間に、母親がムシロの上に広げておいた(カゴに詰めたままだと蒸れて痛む)。
 食後、初めて仮設シャワーを使ってみた。母親ご自慢の仮設シャワーは思っていたより快適で、これなら十分使い物になるだろう。今日の工作で底から水漏れしないか心配だったが、さすがに排水管は少し濡れたものの、この程度なら問題にならない。丁寧に使えばなんとかリフォームが終わるまで使えるかも。

*1:田植え前に田に水を入れて耕耘すること。田舎の小学校では授業で習ったりする。