巷で流行の本の電子化。部屋が本で埋まっていて、潜水艦か山小屋のように寝返りも出来ない(下手に寝返りをうつと本の雪崩が起こる)状況を改善すべく導入に踏み切ることにした。
ひとまず必須のスキャナとHDDをAmazonで注文した。断裁機は保留。
断裁機
本を断裁する人たちの間ではプラスの断裁機の評判が良いようだ。だいぶ値下がりしたみたいだけど、それでも3万円は高い…。
断裁機は、その便利さを知ると手放せなくなると聞く。いずれ欲しくなる可能性は高いけど、カッターナイフ+金尺+カッティングマット*1でも最低限の用は足りるし、何より今は断裁機を置くスペース自体が厳しいので今回は購入を保留した。そのうち値下がりするかもしれないし。
プラス 断裁機 裁断幅A4 PK-513L 26-106posted with amazlet at 10.05.29プラス (2009-09-01)
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それに、そもそもこの手の断裁機は本の背を切り落とす用途には不向きだという話もある。
大型の裁断機を使って背を裁ち切れば作業時間を短縮できそうだが、これもお勧めできない。裁断機の多くは、製本前の紙を裁ち切る目的で開発されている。製本後の背の裁ち切りは、用途を外れる。例えばプラスは、自社の「手動断裁機PK-513L」は書籍の背を裁ち切るには不向きだとする。刃こぼれを起こすなど、故障する可能性があるという。
(読み終わった本は裁断して ― PDFに変換編(2ページ目) | 日経 xTECH(クロステック)より)
いずれ本の背を裁ち切るための商品が発売される…かも。
(それにしても、こんなでかい事務用機材を個人で購入する人が急に増えて断裁機のメーカーはビックリしてるんじゃなかろうか。)
(追記)橋本商会 » scansnapと裁断機を買って本を電子化しまくるを見ると、中国製の安い裁断機も結構使えそう。でも重さは17kgもあるのか…。一応検討候補にしておこう。
スキャナ
断裁した本の取り込みとPDF化については現時点ではFUJITSU製ScanSnapの一択だろう。ウィンドウズ版を注文した。もう少し待てば新製品が出そうな気もするけど、必要なときが買い時と割り切って購入。
FUJITSU ScanSnap S1500 FI-S1500posted with amazlet at 10.05.29
ストレージ
できたPDFはネット接続可能なHDDに保存する。HDDに対する条件というか要望は以下のとおり。
ネットアクセス可能
PDFを読むのにはスマートフォンやiPadのようなタブレットデバイスを使うことになるだろうから、PDFファイルを格納するストレージはUSBHDDではなく無線LAN経由でアクセスできるNASが望ましい。NAS自体に無線機能は必要無い。
小型で静か
狭い部屋で使うので重要。
省電力
同じく狭い部屋で使うので発熱量(=電力消費)の小さいものが望ましい。狭いと排熱のためのスペースを確保するのが難しいし、排熱で室温が上がって暑いし。
RAID
個々のデータはそれほど重要でなかったとしても一度に大量に消えるというのは精神ダメージが大きい。それにデータ損失で本を買い直すなんて真っ平なので、ほどほどの安全性は確保しておきたい。価格との兼ね合いからするとRAIDでミラーリングができる機種が良さそう。
HDD増設可能
容量が早々に足りなくなる可能性もあるので後から外付けHDDをUSBで追加できるとありがたい。
外部からアクセス可能
外出先から自宅のHDDにアクセスする機能は必須ではないけど、可能ならば欲しい機能。電子化した本以外にも活用できるかも。
以上の条件から、以下のBUFFALOの小型NASを選んで注文した。
BUFFALO 40MB/s DTCP-IP対応 高速ホームサーバー Link Station mini 1.0TB LS-WSX1.0TL/R1posted with amazlet at 10.05.29
ちなみに上の商品、Amazonの写真では大きく見えるけど、実際は手のひらに乗るくらい小さいらしい。しかもファンレス。
他社(IO-DATAとか)にはより大容量の製品があるけど、ファンレスでRAIDが出来るこれにした。
*1:全部100円ショップで買える