前例踏襲とその場しのぎ

アメリカ人開発者が日本の開発者に怒ってた。

とくに怒ってたのは、RPGでキャラクター名を入れる画面があるんだが

欧米の人からすれば、6文字以上の名前もあたりまえのようにあるから、そうしてくれればいいのに

日本の開発者達は当たり前のように3,4文字にしようとしている

ローカライズするときにかえればいいよ」と返してきて困ったそうだ

「後でかえるくらいなら、今かえればいいじゃないか」といっても日本の開発者は聞かないそうだ。

 確かにいる。「前例踏襲でその場をしのぐ」ことに血道を上げる人達…。もちろん、作業が大変で必要か不要かまだ分からないような内容なら先延ばしするのも手だけど、そうでないならできるだけ最初から予測を取り込んでおいた方が楽なのだけど。

ゲームタイトルも英語知らないくせに英語で決めて、分かる人の指示を聞こうとしない

 これもあるある。
 そう言えば、これとはちょっと違うが、どこぞの会社の偉いさんが書いたひどい文章が会社案内とかカタログにそのまま載せられていて、「やめて〜人が見てるよ〜」て気分になったことがある。
 文章の内容はともかく、文章構造がねじれていたり、並列されている単語の階層が一致していなかったりと論理的にダメ。
 例えば、「この装置は、様々な測定環境や高温や低温で物質の性質を測定できる装置です。」みたいな*1。印刷されたりネットで公開されるまでに指摘する人は居なかったのだろうか?
 こんな文章を外部に晒している会社というのは、組織の下から上に物を言えない硬直した風土で、製品の質より役員の面子を大切にしているのだろうな、と思えてしまう。

企業のイメージに関わるのに、なんでこんな事を平気でするんだって不思議がってた。

 その企業の人達は自分を客観視できないんです。あなた(不思議がっていたという外人さん)とは違うんです!

*1:「装置」が2重になっているし、「高温や低温」は「様々な測定条件」の下の階層に置くべき言葉