山中が搗(つ)き、オバマが捏ねしiPS餅…

http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news/iryou_news/20090419-OYT8T00309.htm?from=nwlb

 研究予算も差がある。米国は再生医療研究に、国立衛生研究所だけで年間約940億円の予算を組む。オバマ大統領は科学技術予算の上積みを決めており、研究費はさらに増える見通し。カリフォルニア州が10年で3000億円、メリーランド州が1年で23億円など、各州政府も独自に助成する。

 日本政府もiPS細胞を将来の産業の柱として位置づけ、今年度に55億円の研究費を支出する。再生医療全体では200億円を投入。景気対策補正予算でも大幅な上積みをめざすが、「日米の研究費には10倍以上の差がある」(内閣府)のが実情だ。

 山中教授は現在凍結中の麻生内閣の先端研究なんたらプログラム(おそらく約90億円の研究費)に採択されてはいたが、それでもやはり米国とは1桁違う。
 そもそもiPS細胞のように目処が立っていてインパクトの大きいテーマなら、政策判断で重点的に予算をつぎ込むべきだろう。
 旧政権は、山中グループの研究者に研究費の応募書類を書かせている時間が惜しいとか思わなかったのだろうか。(思わなかったんだろうな)