昨日の続きでマニュアルのチェック。付録の図にミスを発見して修正。修正したマニュアルと差し替えてインストーラを作り直した。そのインストーラの動作を確認しているときに、ヘルプファイルを更新し忘れていたことを発見した。て言うかヘルプファイルを作ってあったことをすっかり忘れていた。早速ヘルプファイルも修正して、改めてインストーラを作り直した。
 合間に競合他社についての調べ物。この会社は欧州のあるベンチャー企業で、この数年で一気に世界中でシェアを伸ばした。前にいた営業社員がだいぶ前からこの会社をマークしていたが、眼力は正しかったようだ。調べてみると、噂に聞いた通り、この会社は創業者が大学院からポスドク時代にかけて研究のために作った装置を基に起したスピンオフ企業のようだ。大学とのつながりも強いようで、『ユーザーの声』にも懇意の教授らしい人が寄稿している。ちなみに創業者の博士論文の全文も見つけた。
 調べるほどに競合しても勝ち目が無いと思えてくる。先方の開発体制は分からなかったが、ともかくマーケティング力とプロフェッショナル性で勝負にならない。こちらもチームを組んで指揮させてもらえるなら戦略しだいでそこそこの勝負はできるかもしれないが、いまの社内の人材では望むべくも無いだろう。真っ当に考えれば撤退するべきだと思うが、どうやって上を説得しようか…。