午後、病院の口腔外科で親知らずの抜歯。抜くのは右下の親知らずでこれが4本目(最後)である。ただこの歯は、真横に生えている上に半分埋まっているという手強い奴である。
今回のように真横に生えている親知らずの場合、他の歯が邪魔でまっすぐ引っ張り出せないので、まず歯を途中で切断して頭の部分を取り、その後で根を引っ張り出すという2段攻撃。最初これを知ったときはビビッが、それほど珍しいことでは無いらしく知合いにも2人ほど経験者がいたので、べ、別に恐いとかそういうんじゃ無いんだからねっっっ(←不適切な使いかた)。

口腔外科にかかるのは初めてだったのだが、治療室は歯医者の治療室とそっくりだった。最初に既往症や薬品アレルギーなどの問診があり、手術の概要の説明を受ける。覚悟はしていたが、やはり歯茎を少し切らなければならないらしい。てことでほぼ間違いなく腫れそうだ。
診察で特に問題がなければ早速処置が始まる。処置の際にいろいろなもの*1が飛び散るので口の部分に穴のあいた布を顔に被せられる。
まずは麻酔を周辺の歯茎に注射される、チクっとする程度だが、他の作業は無痛なので処置のなかではこのときが一番痛いくらいである。数分待って麻酔が十分に効きだしたら手術開始。最初に歯茎を切開されたと思うのだが、麻酔のおかげでいつ切開されたのかよく分からなかった。次に歯を切断する。歯医者で聞きなれたキーンという音が聞こえる。切断された歯の頭が取れるときにはさすがに知覚できたが、別に痛みはない。さらに根の部分を抜き取る。抜くときには顎に力がかかるので、この時も知覚できる。歯が抜けたら、抜歯した穴を掃除してから歯茎を縫合して終了。
終わってから時計を確認したら、所用時間は約30分だった。自分で感じたより時間がかかっていたらしい。今回の抜歯については事前にネットで調べて予想していた通りだったので、まあこんなもんかという感じで特に感想も無し。

病院で払った治療費は5000円ちょっと。処方してもらった薬は、痛み止めと化膿止めと胃薬(他の薬が胃を荒すと思われる)が4日ぶん、それと頓服薬を10錠。いずれも行きなれた調剤薬局で受け取った。薬代は1000円弱。

少しだけ寄り道をしてから帰宅し、安静にしていた。3時間ほどで麻酔がほぼ切れて痛みだしたので頓服薬を服用して横になった。唾液を飲み込むときに喉の動きが傷が刺激して痛む。今回の親知らずは抜きにくかったらしく、多分腫れると言われている。

*1:血とか水とか歯の破片とか