地域の総合病院の口腔外科で抜歯。午後1時半から1時間弱かかった。
 最初に前回撮影したCTの結果を見ながら簡単な説明を受けた。歯の位置で頭を水平に輪切りにしたCT像をモニタ上に表示されていて、上方向に断面をずらしていくと歯の根と根尖病巣(黒く写るようだ)の状態が見て取れた。確かにこれは分かりやすい。
 上あごの奥の方の歯の根は鼻の奥の上顎洞(副鼻腔)という空間に近いので、抜歯した痕が上顎洞と繋がってしまうことがある。その場合は穴を塞ぐ閉鎖手術が必要になる。今回の医師の見立ては、上顎洞と歯根はかなり近いが、おそらく繋がらせずに抜けるだろうとのこと。(もちろん繋がってしまう可能性はあるが)

 ということで注射で局所麻酔。わりと深い位置に長い時間をかけて麻酔薬を注射された。それでも抜く途中で感覚の残っている歯があったので麻酔を追加してもらった。

 抜歯する歯の3本ある根のうち、一番小さい根は根管治療のせいでもろくなっていて抜歯途中で壊れてしまったらしい。欠片が残ってないか確認するために局所レントゲン像を撮影し、案の定残っていた欠片を取り出した。


 ちなみに事前に、分かりにくいときは鼻をつまんで空気の通りを確認すると言われていたが、そうするまでもなかったようだ。

 費用は保険適用で約2千円。

 今日は帰りに病院のすぐ近くの薬局に寄って、化膿止め・痛み止め+胃薬を買って帰る。
 明日の午前中に経過観察と消毒のためにもう一度病院に行くことになる。さらに約1週間後に縫合糸を抜きに行く必要がある。