科学技術立国てゆーな

エライ人たちは科学技術立国とか言うのやめにしてもらいたい。国民が誤解し続けるから。
恥ずかしい科学技術立国: 薫日記

聞こえの良いスローガンだけ出して(何もしない|逆のことをやる)という芸には飽きた*1

国民の血税で科学を研究させてもらっている、というアタマさえあれば、「一般書なんぞに」という言葉は出てくるはずがない。

実際のところ、大学組織は官僚機構とけっこう似ている。

  • 税金を使っているという意識が薄い
  • 年功序列
  • 権威主義
  • 自分たちを特権階級だと思っている
  • 公共サービスの一部であるという意識が無い

本当は、科学者たるもの、研究も教育も、そして、国民へのわかりやすい言葉による「報告」も、みんな大切なのだ。

あえて優先度をつけるなら、大学の教員の場合

  1. 教育
  2. 国民への報告
  3. 研究

だろう。忘れている人が多いようだが「教師」として給料をもらっているのだから教育を優先してもらわねば困る。学生の指導はもちろんだが、国民への報告=啓蒙も含めて。
実際には

  1. 権威を示す(威張り散らす)
  2. 研究(十年一日
  3. 趣味(勤務時間中)
  4. 高校生への営業(理科手品とか)
  5. 教育(学生は馬鹿だから)
  6. 国民への報告(はあ?なにそれ)

というケースも多いようだが。

国立の研究機関なら

  1. 研究
  2. 国民への報告
  3. 教育

だろうか。研究が第一だが、税金を投じた結果を報告する義務もある。それもあってか産業技術総合研究所などは広報に力を入れているように見える。
国民の科学リテラシーがもうちょっと高くないと、国民への報告もあまり意味をなさないかも知れない。あえて民衆を無知にしておいて、自分たちが無益な活動にに税金を使っているかがバレずないようにしているのかもしれないが。だとしたらやっぱり官僚とか政治家と同じやり口…。

*1:美しい国」とか