水濡れ本の直し方

以前、実験の事故(ミス)で本を濡らしてしまったことがある。文字を読む分には問題ないのだが、でこぼこしてるし、濡れあとを見るたびに事故を思い出して悲しい気持ちになる。できれば買い直したいと思ってときどき古本で探していたのだが、物理の専門書なのでほとんど出品されない。出版社ではすでに品切れだが、おそらくどこかの大学の購買部には残っていると思う。しかし、新本でなくても構わないので、できるだけ安く入手したい。
今日もネットで探してみたところ、オークションで7000円の値がついていた。定価は5400円なので、どうやらプレミアがついているらしい。さすがにそこまで出す気にはなれないので見送ることにした。

探しているのは

岩波講座 現代物理学の基礎[第2版] 5 統計物理学  著者 久保亮五、戸田盛和、等

もしかしたらまた復刊されるかもしれないし、そうすれば古本も見付かるかもしれないので、気長に待つことにしよう。

ちなみに、

Principles of Nonlinear Optical Spectroscopy 著者 Shaul Mukamel

もいっしょに濡れたので、こちらも安く買い直したいと思っている。

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後輩にこの話をしたら、アイロンをかけてみたらどうかと言われた。うーん。はたしてうまくいくのだろうか?
ただの紙ならうまくいきそうだが、本の場合は紙だけまっすぐに伸ばしても綴じしろはそのままだろうから単純にはいかないかも知れない。
ネットで調べてみたら、濡れた直後ならアイロンをかけるのも有効らしい。スチームを当てながらやれば大丈夫かもしれないが、紙やインクの質によっては余計ひどくなることも考えられる。手元にアイロンがないので次に実家に帰ったときにでも試してみよう。