稲刈り後ほどなく電気柵の電池が切れたようで、とたんにイノシシに畦や溝を掘り返されてしまった。掘り返されているのは主に水気の多い場所なので、おそらく狙いは土中のミミズなのだろう。落穂やミミズを食べられても一向に構わないのだけど、畦を崩されるのが困るので対策せざるを得ない。
 今回は電気柵の電池が切れてすぐに侵入されたわけではあるが、進入箇所は電気柵ではなくその脇のワイヤーメッシュの下の隙間からのようだ。くぐりぬけたようにメッシュが曲がっていた。推測だけど、電気柵が働いている間は警戒してその周辺でも強引に進入しなかったのではないだろうか。まあ最大の原因はメッシュの設置が悪かったことなのだけど。

 今回の進入はさておき、今後の管理のことを考えて電池式の電気柵の部分を減らしてワイヤーメッシュに替えたいと父親が言うのでそのおりにした。(ちなみに、父親は隙間だらけの電気柵より鉄のワイヤーメッシュの方が「頑丈」だと思っているようだが、個人的には電気柵の方が動物避けの効果は高いと思っている。)
 今回ワイヤーメッシュを追加設置するのは上段の広い田の南側約21mと、下段の扇型田の西側約28m。前回と同様に、畦道の外側にポールを立てて結束バンドでメッシュをくくりつけた。設置済みの電気柵はメッシュの端までに縮小して張り直した。
 電気柵の交換用の電池を近くのコンビニまで(野良着のまま軽トラで)買って来て、電気ショックが通じていることを確認した頃には日が落ちていた。