Amazonの「持っています」リストがついに使いものにならなくなった

 数年前から段階的に使いにくくなってきたAmazonの「持っています」機能がとうとう無意味になった。
 商品ページでも欲しい物リストでも「持っています」のチェック状態を確認することができなくなっている。

 過去にチェックを入れた商品のリストは「おすすめ商品を正確にする」の「「持っています」にチェックを入れた商品」で表示させることができるのでデータは失われていない。しかし、とある商品にチェックが入っているかどうか(=過去に買ったことがあるかどうか)を確認するにはそのリストを目視で確認するしかなさそうだ。
 おまけにこのリストはページ指定で表示させることができず、新し側から1ページずつ順にしか表示できない(URLを直接入力すればできるが)。リストに一度に表示できるのは15アイテムまでのようなので、自分のように6000アイテムくらい登録していた場合、ずっと前に購入した本を確認するには400ページほど人力で調べる必要がある。(やってられるか!)
 ついでに言うと、チェックを入れた商品の総数さえも表示されなくなってしまった。


 これまではどんどん使いにくくなってはきても多少の不便を我慢すれば所有確認をする方法はあった。しかし今回の仕様変更によって(自分のように登録数が多い場合は)それもほとんど不可能になったと思う。

 もちろん持っていますリストは、もともとAmazonがユーザー情報を集める目的で用意した機能だろうから、所有リストの代わりに使っている連中に気をつかう義理はないだろうが、なんだかとても残念な気分だ。

 所有リストとして使えていたなら、他店で買った本を登録する際にAmazonのサイトを訪問することになるし、そのついでに買い物をする可能性だってあったろうに。

 Amazonの運営が何をしたいのかさっぱり分からない。